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融資コラム(26)銀行員が気にする「資金使途」とは?パート3

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さて、今日のテーマは「銀行が気にする『資金使途』とは?パート3」です。

前回のコラム→ http://www.sogabekaikei.com/theme78.htmlでは
売上が増えたことによる「増加運転資金」など、
前向きな運転資金についてお話をしましたが、
今回は逆。「後ろ向き」な運転資金のお話です。

まず、わかりやすいのが赤字になってしまって資金が不足して・・・
というパターン。「赤字補てん資金」と呼ばれますが、
これを融資してもらうのは厳しいです。。。

みなさん、友人から「赤字で苦しいからお金貸して」と
言われてもためらいますよね?銀行も同じです。
赤字が続けば返してもらえないわけですから。
あくまで一時的なものであることを納得してもらうか、
リストラなどで好転することを説明しないと。
それでも、可能性が低いことには変わりありません。


次に、黒字であっても資金が足りなくなることがあります。
これは、銀行借入が多い会社によくあることですが・・・

例えば、既存の借入の返済が毎月100万円あるとします。
ところが、毎月の利益は50万円しかないとすると?
毎月50万円ずつ、資金が減っていくことになりますよね。
このままだとそのうち底をつくことに・・・

こういった場合、「運転資金」という名目で融資を
申し込むことがよくあります。上記のケースで言うと、
毎月100万円で年間の返済が1200万円。
「運転資金」で600万円を借りることができれば、
600万円だけ返済したのと同じことですね。

こういう融資を銀行では「ハネ資金」とか
「折り返し」とか言ったりします。
実質的には返済が苦しいので待ってもらっているのと
同じことですが、契約を変更して返済額をへらすより
こちらの「折り返し」がよく使われます。

なぜかというと、バブル崩壊以降、金融庁が各銀行に
検査に入るようになって「不良債権」の定義を定めたことで、
「約定通りの返済ができなくなっている融資」というのは
かなりの確率で「不良債権」になってしまうのです。
(実際には返済できない期間・金利等も「不良債権」かの
判断に影響するのですがここでは省略します)

つまり、銀行から見ると、
①1200万円は約定通り返済してもらって600万融資
→正常の債権
②1200万円の約定を600万円の返済に条件変更
→不良債権に転落

となる可能性が高いということです。
実質的に同じなら①の方がお互い楽ですよね?

もちろん、業績によっては「折り返し」をしてくれなくて
「条件変更」をお願いせざるをえない、ということもあるでしょう。
その場合、「タイミング」が非常に重要になります。
詳しくは次回のコラムでお話していきましょう!


2012/02/05

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